Case Feedback Program
ケースフィードバックプログラム
各自の体験した個々の事例をもとに、トレーナーやファシリテーターよりアドバイスやフィードバックをもらう実践的なプログラムです。
参加者自身がファシリテーターとしてフィードバックする練習も含まれます。
動機づけ面接の子供たちや学校・両親などへの普及に取り組んでいるゆるーい思春期ネットワークによる双方向の通信教育で、MINFメンバーの更新用事例とすることができます。
また一般社団法人動機づけ面接協会の認定する2単位(中級レベル)および資格継続時のケースとして使用できます。
※CFPはゆるーい思春期ネットワークで提供されるプログラムです。
※CFPに関するお問い合わせは、ゆるーい思春期ネットワークのお問合せフォームからお尋ねください。
▶ お申し込みはゆるーい思春期ネットワークのCFP申し込みフォームから。
ひとりでお申込みの場合(¥12,000)
ふたりでお申込みの場合(ひとりあたり¥10,000)
Expectations for Training
研修への期待
1.ワークショップ(W)
2.集団コーチング(T)
3.症例・事例に基づくフィードバック(F)
の3つの組み合わせにより、どのように変化したかのグラフです。
左のグラフをみると、どのグループでも改善していることがわかります。 しかし、その内容は、MIに合致しない反応(例えば、警告したり、許可なくアドバイスをしたり)の減少によるものでした。
しかし、肝心のチェンジトークの数というと、右のグラフから分かるように、1、2、3全てを受けた時のみ改善していることが分かります。
Current Situation
日本の現状
【ワークショップ】
地域や職場にベースをおくMIの勉強グループが誕生してきました。
【集団コーチング】
まだまだ頻度は少なく地域的な偏りもありますが、北海道、山形、東京、千葉、神奈川、新潟、山梨、愛知、大阪、岡山、福岡、熊本、沖縄などに そうしたグループができています。
【症例・事例に基づくフィードバック】
臨床心理の専門職を中心に カウンセリングのスーパーバイズを行う伝統があり、これが該当します。 しかし、一般の医療・保健・教育職の間ではほとんど行われていないのが実情です。
What's Feedback ?
フィードバックとは
「フィードバック」という言葉はいろいろな分野で使われます。 しかし一番本質をついてわかりやすいのは、軍事用語としての「フィードバック」でしょう。
それは、演習などで大砲の弾をはるか遠くの目標をねらって発射したときに、 目標のそばに観察者を置いて、実際にはどのくらいの場所に着弾したのか発射した人に知らせることです。 何メートル飛びすぎた、何メートル右にずれた、などですね。 そして、その情報を得てはじめて、砲手は精度を上げることができるというわけです。
MIでのフィードバックは広く見ると3種類あります。
1つはクライエント自身の反応です。最終的には行動が変わったかどうかですが、 その手前でも会話の中でチェンジトークが出てきたかどうか、などさまざまな目印があることがわかりますね。
2つ目は同僚からのフィードバック。
そして3つめがトレーナーなどのMIの力のある人からのフィードバックです。
ただ、力がつくとわかってはいても、自分の実際のやり取りを録音したりして、 上級者に聞いてもらいコメントをもらうということは恥ずかしくもあり、なかなかできないのが実情でしょう。 特に日本のように恥ずかしさについて敏感な文化のなかではそうかもしれません。 とはいえ、そのままにしておくわけにもいかないと考えて、 MINF発足時にゆるーい思春期ネットワークと共同して、事例・症例のフィードバックを行う手軽なプログラムを新たに開発しました。
それがケースフィードバックプログラム(CFP)です。
Example
CFPの例
実際のCFPの例です。参加者自らでMITIのコードまでを行い、提出するところから始まります。その後、STEP1~STEP5まで参加者・ファシリテーター(もしくはもう一人の参加者)・トレーナーのやりとりが進んでいきます。
下のファイルはダウンロード可能ですので、CFPの進め方の参考に、また、自分だったらどのようにMIを展開するかなど、学習の題材にご使用下さい。