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What's MINF?

MINFとは?

Motivational Interviewing Network of Facilitatorsの略で、 国際的なMIトレーナーの

ネットワークであるMINTをモデルに、

互いに助け合いながらMIの勉強を

続けていこうとする人々のグループ

です。

ちなみに、「ミンフ」と読みます。

For Whom

どんな人に?

「MIの勉強を続け、少しずつできるようになってきたけれど、

なかなかひとりだとモチベーション

が続かない。」

「仲間と励ましあってさらにスキル

アップしたい」

という人に最適です。

Mission and Activities

主な活動は?

研修会・WSの開催

MINFメンバー自身が様々なMIの研修会やワークショップを行うことも自由ですし(研修会やワークショップの主講師を務めた経験のあるメンバーをMINFリーダーと呼んでいます)お互いの研修会にファシリテーターとして参加することも可能な限り積極的に推奨されています。

集中講座への参加

年に1回のMI集中講座ではファシリテーターとして参加。一緒に学んだ仲間と再会するとともに、後進の成長を応援します。 後進を教えることで自らも学びます。

MLを通じて様々な教材や事例を共有しMIの普及と質の向上の一翼を担います。

情報共有

CFP

種々のWSやケースフィードバックプログラム(CFP)に参加してMI・ファシリテーションの技量を磨きます。

"It has started from the days in Shefield"

すべてはシェフィールドから始まった

その気のない喫煙者にいかに禁煙に興味をもってもらうか。

このテーマに悩んでいた加濃先生と私が動機づけ面接(MI)と出会ったのは2007年のこと。
それ以来、本を読んだり原井先生や小畔先生の研修会に参加したりして勉強し、実際の臨床の場で試みてきました。またそれと同時に学んだことを他の仲間に伝える講習も続けてきました。
そんな中でおりにふれて出てくるのがMINT (Motivational Interviewing Network of Trainers) という存在です。
これはMIの創始者のミラーとロルニックが中心となってMIのトレーナーのネットワークを組織したもので、年に1回トレーナーのための研修会(TNT)を実施。
TNTを受けたものはMINTのメンバーとして迎えられる、という仕組みです。
MINTはMIのトレーニング方法に関する膨大なマニュアルをはじめ様々なリソースを公開しており、MIの普及と質の向上をリードしてきました。 加濃先生と私もごく自然にTNTに参加しMINTのメンバーになりたいなあ、と考えるようになりました。
2010年MINTメンバーの原井先生と小畔先生の推薦を受けTNT受講の応募をしようとしたところ、受け付け開始からあっという間に締切となり、2人とも間に合いませんでした。
それで1年後、今度は待ち構えていてすぐに応募し2011年9月英国シェフィールドでのTNTに参加することができました。
シェフィールドでの体験は予想外に大きなものになりました。まずはとにかく非常に楽しかったのです。
そしてトレーナーとしてのトレーニングはもちろん、いやそれよりもむしろ、研修会の雰囲気、学ぶ環境、ネットワークのありようそのものが勉強になりました。
というか圧倒されたといったほうが正確かもしれません。
なにしろ、研修会の最終日ホテルの部屋で加濃先生からとても控えめに「これと同じことを日本でできないかなあ・・・」と言われた時に、全く思ってもみなかったことでびっくりしてしまったくらいです。
しかし言われてみればその通りで是非やってみたい。ということで3か月後の12月、第1回MI集中講座を横浜で行いました。そして何よりうれしかったのは、わずかな募集期間にもかかわらず、2泊3日という研修に多数の応募をいただいたことです。
さて第2回のMI集中講座は2013年1月に名古屋で行われます。そこには第1回集中講座を受講した人から9名がファシリテーターとして参加します。
もともと加濃先生と私は、MIの勉強は特に継続が大切と感じています。
そして集中講座を受けた人どうしは、ちょうど加濃先生と私が同じシェフィールドでの体験を共有したように、一緒に学んでいく仲間として大切な存在だと思うのです。
さらに、私たちがしてきたように、単に教えてもらうだけでなく、学んだことを伝える側に回ることで、教えることでさらに学ぶ、というネットワークを広げていくことが理想です。
そこで、第2回集中講座を機会に、MINF(Motivational Interviewing Network of Facilitators ) を立ち上げます。
これは、MINTをモデルにしたネットワークです。MINTではMINTメンバー2名の推薦と事例の提出をしたうえでTNTに参加することがメンバーとなるのに必要です。
逆に言うとTNTに参加さえすれば誰でもMINTメンバーとなることができます。MINFでも同じようにオープンな仕組みにしようと思います。
ただ集中講座はトレーナーやファシリテーターのための講座ではないので、まず1回集中講座を受講した後で、事例に基づくフィードバックやファシリテーションの練習(CFP: case feedback program)をし、その後2回目の集中講座に今度はファシリテーターとして参加した人にMINFメンバーとしてネットワークに加わっていただく仕組みにしました。
実はこのCFP自体も第2回集中講座にファシリテーターとして参加予定の人たちと開発したものです。
MIはその発端から有機的で自然に立ち現れ進化してきました(From its inception MI has been organic, emerging, and evolving. MI-3,p377)。
MINFもその伝統とスピリッツを受け継いでMIの普及と質の向上に邁進していきたいと思います。

 

written by  磯村 毅(MINFオーガナイザー)

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