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動機づけ面接=MIへのいざない
with 5MINTies + α
2014年11月14日、沖縄協同病院で「動機づけ面接=MI へのいざない with 5MINTies + α」と題したワークショップが行われました。
これは、日本禁煙学会総会に合わせて沖縄に集まるMINTメンバーが複数名いたため、小松知己氏が中心に企画されたワークショップです。
2時間という短時間のワークショップにも関わらず、MINTトレーナー5人、MINFリーダー1人がファシリテーターとなり、それぞれのテーマを持ったSmall Group形式で、参加者が自由にグループを選択できるという、国内では初めて(かもしれない)MIワークショップでした。
参加者は沖縄県内外から50名!
最初の30分で小松知己氏がMIの概要について説明したあと、6つのグループに分かれて1時間30分、それぞれ集中的なトレーニングを行いました。
当日の各グループの様子を、担当したファシリテーターから紹介していただきましたので、ご覧ください。
初心者G-1
北田 雅子
私の方の報告をしますね。参加者12名。初心者クラス。参加者の様子から全く今回が初めて!という方から3回前後WSおよび研修会に出ている方でした。職種は医療現場で活躍されている方が多い印象を受けました。このグループで実施したのはMIの精神に関するエクササイズを中心に「PACE」を意識して面談を進めることが面談の根幹として重要!ということを理解してもらうようにしました。土台があって初めてスキルが生きる!参加者の多くはそれを実感されたようです。
講師としての感想は,参加者の皆さんの感性の素晴らしさに触れられて良い経験となりました。
村田 千里
初心者G-2
全くの初心者と1-2回の経験者、北田先生のグループと一緒です。
1-2回の経験者が「MI風味」を全くの初心者に伝えられるよう、「ずいぶん待たせるね」と言う人に何と言うかという、(私が考えた)エクササイズから始めてみました。初心者が「今日は休み明けで込んでいるんです」という答えに対し、経験者が「疲れましたね」「待つのがお嫌いなんですね」といった見事な答えが出てスタートしました。
小松先生のコンパクトな導入があったおかげさまで、経験者は前回を思い出し、初心者は違いを受け入れる準備ができていたと思います。
構造化演習も初心者に感じてもらえるように経験者も一生懸命考えるという形に自然に進みました。
はい、いいえのみの段階で終わりの時間が来てしまい、次の2段階の説明をすると「もっとやりたい」という声もあがっていました。沖縄の方なので、次回につながると良いと思います。
聞き返しグループです。小松先生とともに12人の「数回参加されて、現場で練習してます!」という方々と勉強させていただきました。
現場で聞き返しを使ってうまくいかなかったこと、逆にうまくいったことを思い出してもらい「もっと聞き返しが上手になりたい!」と動機を高めながらみなさんでエクササイズを行いました。
質問と聞き返しの違い、聞き返しが「関わる」ための正の強化子になりうることを体感、シェアしていくエクササイズで「MIのミソ」である聞き返しの効果をみなさんで理解していきました。
講師としての感想は、「聞き返しの構造化演習」は毎回新しい気づきが出て楽しいということですね。基礎練習のような位置づけのエクササイズですが、ほんと奥が深い。そして今回参加して頂いたみなさんが、その奥深さにかなり気づいていたのが印象的でした。
一つ一つのエクササイズを、みなさん味わいながら楽しみながらやってましたね^_^
とても楽しい時間でした。
倉本 剛史
聞き返しG-1
瀬在 泉
面接
振り返りG
面接の振り返りグループのご報告です。
4人の方と一緒に面接の振り返りについて学習しました。まずは自己紹介をしながらこの時間をどう過ごすか話し合いましたが、そこからすでに普段の面接の苦労話について、情報交換が始まりました。みなさん、其々の現場でMIを実践されているからこそのお悩み、迷い、をお互いシェアし、誰からともなくアイデアが自然と出てきます。そして、15分の面接録音と逐語録を合わせながらコーディング練習をすすめましたが、維持トークやチェンジトークの対応やサマリーのタイミングについてなど、幾つかのテーマについてじっくりとディスカッションできました。
普段のWSでは、時間の都合でなかなか出来ないワークですので、このような機会を頂いたことにとても感謝しています^^
MIマッスルG
松尾 邦功
MIマッスルグループでは、当日飛び入りも合わせて8人の方と相談して、「不協和に耐えられる体力をつける」ことをやってから時間があれば「チェンジトークを徹底的に鍛える」をやろうということになり、エクササイズスタート。まずアイスブレイクは新作「インディアンポーカー」で楽しく是認を復習しました。その後、実際に現場で起こった不協和を発表してもらい、それに対してどんな対応を取るのが良いのか、皆でディスカッション。バッティング練習や、不協和そのもののデュエット曲を流し、不協和探しとその対応のエクササイズを行いました。
「謝罪」を行うと、「今、非を認めましたね!」というさらなる不協和が起きたらどうしようという疑問にも、"I apologize ~"と"I'm sorry to ~"のニュアンスの違いで回避できるのでは?と、まさにCard Me ! なアイデアも参加者の方から飛び出しました。
参加者の方も、かなり盛り上がってしまったので、チェンジトークには行けませんでしたが、皆さん「楽しさ」や「勇気」を身につけられたようで、MIマッスルが鍛えられたようでした。
この機会と出会いにとても感謝しています。
是非、また沖縄で続きをやりたいですね(^^)/
最後には、同時刻に行われていた禁煙学会の理事会に出席していたいつものMIメイトもかけつけてくれました(^^)